【雑木林(ぞうきばやし)をのぞいてみよう!】
※横のメニューを押すとそれぞれの季節の違いがわかるよ。
※イラストの部分でカーソルを微妙(びみょう)に動かし続けると、説明文が長時間表示します。

「夏の雑木林はとてもにぎやか」
 雑木林の夏のはじまりは5月なかばをすぎてから。主役は植物から昆虫(こんちゅう)に変わっていきます。真夏の同じ日でも朝方からお昼前、午後の気温がいちばん高い頃、夕暮れ、夜…と時間とともに活動する生き物もちがっていきます。
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パノラマイラスト:吉田宏一(西多摩自然フォーラム)

雑木林ってどんなところだと思いますか。
 近ごろはあまり多く見かけなくなりましたが、じつはつい最近まで私たち人のくらしにとって、なくてはならない大切なものでした。  家庭生活のすべてに電気やガスや石油が使われるようになる40年ほど前までは、ごはんを炊(た)いたり調理するのは、まきや炭(すみ)で、まず火をおこしてからでした。冬に部屋を暖めるのもお風呂の湯をわかすのも、雑木林でできる燃料を使っていたのです。
 そればかりか田んぼや畑に入れる肥料(ひりょう)も、冬の間に集めた落ち葉を使い、くらしの道具をつくるのも、材料のほとんどが雑木林にありました。そのため、いろいろな種類の木や草を、人びとはなん百年も大切に育ててきたのです。

 そこは小さな生き物がすむにももってこいの環境(かんきょう)です。そして小さな生き物は少し大きな生き物のえさになり、その生き物もより大きな生き物が生きていくための重要ないのちの支えとなります。
 そのように、じつに個性豊かで、さまざまないのちが息づいているところ、いのちがいのちを支えあってともに生きているところが雑木林なのです。そこではそれぞれがバラバラに生きているように見えて、ちゃんと約束ごとも役わりもあるらしい、ということが知られるようになりました。  この、いのちのつらなりのことを、少しむずかしい言葉で「生態系(せいたいけい)」といいます。また近ごろでは雑木林とまわりの畑や田んぼをふくめて「里山(さとやま)」とよんだりもします。

 ひとつの宇宙のようにバランスしている雑木林の自然(しぜん)は、人がつくってきたもうひとつの森といえます。
 この豊かな自然をこれからも残し、より多くの生き物を守っていきたいと考えている人たちもいて、雑木林のおせわをする人たちも出てきました。人のくらしを支える役わりはなくなりましたが「自然のことを学ぶには雑木林がいちばんだ」、ということで新しい役わりがあたえられたということになりますね。