よし,煙突も半分ふさいだぞ。おじさん,硬い炭をやくためにはこれからは何に気をつけたらいいの?
アラン君,チャコちゃんに頼られてがぜんやる気が出てきたな。よしよし。まず,いい炭をやくための基本は煙が順調に変化していって,煙突以外から煙が出ないことなんだ。そのためにやることは3つある。まず時々窯口の中を掃除すること。それから窯の下に棒をつっこんでちゃんと通じているかどうかチェックすること。3つ目に窯の上や横から煙が漏れていないか見て回ったりするということだ。
これでしばらく楽できると思ったのに,けっこうやることあるんだね。でもこのままどれぐらい窯の世話をしていれば炭になるの?
そうだな。順調に行って竹の場合なら5,6時間,木なら8〜10時間かな。炭材の大きさや種類,水分量によっても違うけどね。窯に火が入ってるから誰か一人は窯のそばにいないと危険だけど,そんなにじっと窯を見つめてなくてもいいよ。また炭をやくんだったら,次の炭材を準備しながら待つのもいいね。
煙が変化するって言ってたけど,どう変化するの?
今の鼻につんとくる匂いからだんだんいがらっぽい,辛い煙になってくる。この時は少し黄色がまじったような色だ。そして,それまではずっと80度ぐらいだった温度が少しづつ上がりだすと,青くて甘い匂いの煙になって,最後は透明になるんだ。煙をよく観察してどんな煙なのか30分か1時間ごとにメモしておいてね。絶対上手になるから。

オキ、焼け土の取り出し

ひび割れの補修

トラブル発生、焚き口を開ける

(3)炭化中