【炭って実は薬だった!?】
 実はずうっと昔から,牛のおなかの調子が悪いときなど,炭を食べさせて調子を整えたりといったように,家畜に炭を食べさせることは普通に行われていたのです。炭は消化されず排泄(うんちになるということ)されますが,おなかの中で炭の小さい孔がおなかを痛める原因となるもの(不純物)を吸いつけます。また,腸の内部の小さなくぼみにたまった病気の原因となるものも炭の粉が掃除してくれます。そして腸が消化できない炭を,病気の原因となるものと一緒に早く外へ追い出そうとして,追い出し運動が活発になります。うんちが出ると腸の中はとてもすっきりして,また新たな食欲がわいてきてもりもり食べ,元気になる,というしくみです。牛だけでなく,豚や鶏,その他の動物も炭を食べるのがとても好きだということも確かめられています。動物は自分の体にいいものを本能でよく知っているのです。特に豚は炭を細かくしないで与えてもバリバリ音を立てて食べます。豚は時々固めのものをかんで歯に刺激を与えるのが好きなようです。ねずみもそうですよね。
 それから炭を動物のごはんにまぜるとウンチがにおわなくなります。木酢液も一緒にあげると効果倍増!炭がウンチのにおいを吸収してくれるのでしょう。その上,この炭・木酢液入りウンチは特上の堆肥にもなります。

 森の中の鹿が住んでいるところに炭を大きい形のまま30kgくらい積んで,3ヶ月後に来てみたら,どこにも炭が見当たらず,かわりに鹿の真っ黒いウンチがたくさん転がっていた,という話もあります。鹿は普段草や木の芽を食べていますからウンチは緑か茶色なのですが,このウンチは黒く光っていたそうです。鹿も炭が大好きだという証拠でしょう。つまり,炭を森の中に置いておけば,動物が全部食べてくれて,森が元気に育つための特上堆肥を森の中にまいてくれる,というわけです。

注意!
動物はどれくらい食べればいいかを自分で知っています。いいものだからたくさん食べて!と無理じいしないで,近くにそっと置いてあげてください。食べたいときに食べたいだけ食べるのが一番幸せ,だよね

もちろん,動物にいいものは人間にいいはずです。現在,炭入りの食品がたくさん売られています。