スペインの炭やきは巨大窯(写真1)をつかってやく方法だ。写真は煙突側から見たところだけど,窯一つにつき煙突一本だから,ここでは4つの窯がセットになっているわけだ。一つの窯の大きさが幅5m×高さ4m×奥行き6m=120立方m!ドラム缶600本分の木が一度にやけることになる。しかも4日間で急いで炭にして3日で冷やし,火入れから1週間目で炭が出せるというからビックリ!一回で10トンの炭ができるんだって。
【写真1】
天井も鉄板でできてるんだけど,そんなに大きい鉄板はないから何枚もつなぎ合わせてる。つなぎ目はすき間ができないように砂が盛ってあったよ(写真2)。原料の木はコルクガシ(写真3)の皮(コルクの原料)をはいだ真ん中の部分や,Encino(エンシーノ)というどんぐりのなる木(写真4),それにユーカリ(写真5)が使われている。時々オリーブの木なんかもやくらしいけど。
【写真2】
【写真3】
【写真4】
【写真5】
できあがった炭(写真6)はいったん粉々にされた後,使いやすい形に糊で固められて(写真7),燃料用の炭として市場に出されるんだ。イギリスやフランスにも輸出しててアフリカの炭と競争してるんだって。大型の窯で早くやいて費用を安くしようとしてるんだろうね。炭材を窯に入れるのも直接トラックで窯に入るんだって!まさに巨大炭やき工場って感じだね。
【写真6】
【写真7】