「日本国中どこでも炭はやかれてるんだよ。ここではその一部を写真とともに紹介しよう。
もし、「自分たちの近くでも炭やきをしてるよ」という情報があったら、どんどん炭やき掲示板に書き込んでね。」



【北海道下川町】
北海道は森が多いので炭もたくさんやいてるんだ。木の種類もいろいろで、かたい広葉樹が多いけど、針葉樹も炭にやいてるんだよ。ここは土地のスケールも大きいから、窯も大きいものが多くて、炭やき小屋といっても工場みたいだ。
下川町森林組合の巨大ブロック窯
【下川町森林組合の巨大ブロック窯】
 北海道の中央部の北東に位置する下川町。かつては炭坑で栄えた町だが、炭坑の閉山に追われるように、過疎化をはじめ様々な問題が浮上した。そこで町は面積の9割を占める山林に、活路を見いだした。下川町森林組合が本気で取り組んだもの、それは炭であった。
 炭窯は従来からのものではなく、林業試験場の協力をえて開発した巨大なブロック窯を設置した。内寸は高さ2.6メートル、巾2.4メートル、そして奥行きは4メートル。一回の出炭量は1.2〜1.3トンである。
 ところで、下川町で焼かれている炭材はカラマツである。湿雪被害や増加する間伐材など、下川町には処分しなければならないカラマツ材があふれていたのだ。従来、針葉樹の炭には火持ちの悪さなどの欠点があり、鍛冶屋用の松炭など、ごく一部を除けば商品としての価値は皆無に近かった。しかし、下川町はその火持ちの悪さを、メリットに変えたのだ。下川町ではコンロや着火材をワンセットにして、「ふるさとコンロ」と名付けて発売をした。並々ならぬ販売努力の結果、この商品は大当たりしたのであった。今日も下川町森林組合は、炭をはじめとする林産物で町の基幹産業を担っているのだ。