「日本国中どこでも炭はやかれてるんだよ。ここではその一部を写真とともに紹介しよう。
もし、「自分たちの近くでも炭やきをしてるよ」という情報があったら、どんどん炭やき掲示板に書き込んでね。」



【愛知県足助町】
ここは昔から炭やきのさかんなところなんだけど、窯はあまり大きくない。でもじっくりと質のいい炭をやくんだよ。昔から続いてきた山の暮らしが思い浮かばれるような窯だね。
大山さんの窯
大山さんの窯
改良愛知式黒炭窯の模型
大山さんがやいた黒炭
【三州足助屋敷・大山英利さんの窯】
 愛知県足助町は、長野県飯田地方から三河地区を結ぶ街道沿いに位置し、古くから宿場町として栄えていた。また、紅葉の名所香嵐渓(こうらんけい)を擁し、中京地区から多くの観光客を集めている。
 この足助町に昭和55年に造られた三州足助屋敷(さんしゅうあすけやしき)は、山の暮らしのしたたかさを今に伝える、という斬新なコンセプトの観光施設で、竹細工や染色などの伝統的手仕事を見学・体験できる。その仕事の一つに炭焼きがある。そもそも、この地域は木炭の製炭地として、古くから知られる地域であり、かつては主に白炭を焼いていたが、現在の三重県の松阪付近の黒炭の製炭技術を入れるなどして、黒炭の製炭地に変わっている。
 足助屋敷の窯はアベマキ・樫・楢などを炭材にして約20俵の黒炭が焼ける「改良愛知式」の窯である。この改良愛知式は、現在ここで炭を焼く大山英利さんの父親で、足助屋敷の初代炭焼き職人、故大山鐘一さんが中心になり福井県や千葉県の窯を参考に設計し、築いたもの。足助の伝統を生かした窯である。