「日本国中どこでも炭はやかれてるんだよ。ここではその一部を写真とともに紹介しよう。
もし、「自分たちの近くでも炭やきをしてるよ」という情報があったら、どんどん炭やき掲示板に書き込んでね。」



【和歌山県日置川町】
これが世界に誇る紀州備長炭だ!ふつうの炭やきと違って最後に窯口をあけ、中のガスを燃やして1200℃以上で炭を出すから、とてもかたい炭ができるんだ。それと高温の炭に一気に灰をかけて冷やすこともかたい炭ができる理由なんだ。炭材のウバメガシも水に沈むくらいだから、材料も最高なんだね。こんな炭は世界中どこを探してもないぞ!
ネラシをかけて窯の中の温度を
どんどん上げていく
ネラシの終わり。窯の中が
金色に輝きはじめる
紀州備長炭の窯出し。
温度は1300度を超える
備長炭の原木ウバメガシ。
一つの株から何本も幹が出ている
原木のウバメガシと
やきあがった紀州備長炭
紀州備長炭でつくった木琴ならぬ炭琴
【(有)備長炭研究所 玉井又次氏の窯】
 紀伊半島南部、和歌山県日置川町は日置川河口部に開けた穏やかな町。この日置川を少し遡った安居(あごう)地区に、玉井又次さんの窯が煙を上げている。全国から炭焼きを志す者が働く、備長炭の後継者を育成してきた窯である。
 日置川の河川敷沿いにまるで工場のような大屋根の施設があり、そこに6基の炭焼窯が並んでいる。大きなものは、土佐備長炭の窯に範をとり、約75箱(15キロ詰め)もの炭が焼けるという。横積で炭材を入れる土佐備長炭の窯に範をとった窯である。一方、小さな窯は、いわゆる備長窯なのだが、それでも30箱もの炭が一度に焼ける。ここでは一部機械化してはいるものの、基本的な炭焼き作業は昔ながらのものである。また、少し奥に入った山中にも、伝統的スタイルの窯を一基稼働させている。
 紀伊半島は耐熱性の高い粘土に恵まれており、備長炭を焼く備長窯は白炭でありながら天井が粘土で作られており、これが良質の炭を焼く上で重要な要素となっている。