「日本国中どこでも炭はやかれてるんだよ。ここではその一部を写真とともに紹介しよう。
もし、「自分たちの近くでも炭やきをしてるよ」という情報があったら、どんどん炭やき掲示板に書き込んでね。」



【兵庫県川西市】
ここは良質のクヌギ林がたくさん残されてきたところで、茶道用の炭として最高の池田炭をずっとやき続けてきたところなんだ。今はやく人も少なくなったけど、それでも頑固に池田炭を守っている炭やきさんがいるんだよ。この炭は見た目もきれいだけど、火をつけるととてもいい香りがして、気持ちがやすらぐような気がする魔法の炭なんだ。
炭やきが終わって閉じられている池田窯。入口の大きな石がスゴイ
窯のわきには炭材のクヌギがきちんと並べられている。さすが茶道の炭やき!
【池田炭】
 お茶席に使われる茶の湯炭の最高峰として知られる池田炭は、大阪北部、池田市を集散地としていたクヌギの黒炭である。美しい菊割れと、使用時にほのかな香りがただようのが特徴であり、古くは13世紀の頃から茶の湯に用いられ、豊臣秀吉もこの炭を褒めたという記録があったようだ。この炭が焼かれてきたのは池田市の北部にあたる大阪府北西部から兵庫県西部に広がる丘陵地や低山帯であるが、現在では炭を焼く人はかなり少ない。池田炭は池田窯で焼かれるが、この窯はもともとは白炭用の窯であったらしい。円形で天井が高いこと、また、耐火性の高い粘土に恵まれ、屋根がないのも特徴とされるが、実際には屋根つきの窯もある。窯口には「渡り」という大きな石がのせられているが、これも池田窯の特徴である。炭材は7年生から8年生のクヌギばかりを焼いている。 
 兵庫県川西市黒川地区の今西勝さんは数少ない池田炭を継承する一人。窯は、奥行き4メートル幅3メートル50センチ高さ2メートル10センチ。12キロ詰めで70〜80俵の炭を焼くことができる。今西さんの窯には屋根がついている。