「日本国中どこでも炭はやかれてるんだよ。ここではその一部を写真とともに紹介しよう。
もし、「自分たちの近くでも炭やきをしてるよ」という情報があったら、どんどん炭やき掲示板に書き込んでね。」



【秋田県雄勝町上院内】
日本海側は昔から白炭をやいているところが多いんだ。なぜだか分かる?ヒントは雪にある。日本海側は雪が多いよね?雪がずっと降ってるとどうしても家を閉めきってしまう。炭は昔から暖房にも使われてきたけど、低い温度でやいた炭は一酸化炭素が出やすいんだ。一酸化炭素って人間にとってとても危険なもので、中毒になったり、ひどい時には死んじゃったりするんだよ。でも白炭はやく温度が1000度以上になるから、燃やしても一酸化炭素があまり出ないんだ。それで白炭がさかんにやかれるようになったってわけ。歴史には何でも理由がちゃんとあるんだね。
雪の中で息をはく炭やき小屋
秋田白炭窯の火入れ
窯の中の様子・ネラシの最後
【竹内慶一さんの窯】
 東北地方の太平洋側の県では黒炭が盛んに生産されているのに対して、日本海側の秋田県・山形県の多雪地帯は白炭の産地としてよく知られている。秋田県南部、雄勝町に暮らす竹内慶一さんは、自宅前の立派な小屋の中に二基、向き合うようにして白炭窯を築いている。雪の深い地方なので、小屋も頑丈にできている。
 窯はこの地方の白炭窯としては標準的な石窯で、二基ともに窯の内部は奥行き7尺5寸ほど、高さは手が届くくらいである。一週間から十日ほどかけて、15キロ詰めで13〜15俵ほどの炭を焼くことができる。炭材は主にミズナラ。竹内さんは自ら山に入り伐採搬出を行うが、積雪期にはブルドーザーで切り倒した炭材を満載したそりを牽引して下ろす。なお、秋田県のナラ白炭は堅くて火持ちがよく、秋田の備長炭という意味で秋備(あきびん)という名でも知られている。